本記事は、これからFXでデイトレードをはじめる人や、はじめたての人に頭の片隅に留めておいて欲しいことがを必要最低限レベルかもしれませんが、僕が意識しているポイントをまとめてみました。
今回の内容は「投資」と「投機」についてです。
「FXはどっちですか?」と聞かれて、答えられる人には不要な内容です。
どちらか正解といわけではなく、どう捉えてFXと向き合っているかという点がポイントになる内容です。
- この記事の内容
- 投資と投機の違いがわかる
- 投資より投機の方が難易度は高い
- デイトレードの難しさ
何となくこの2つの言葉を知っている方は多いかと思いますが、これからトレードをする上で、明確にこの2つには違いがあって、意識しておくべき重要性についてご紹介していきたいと思います。
あくまでマインド的な話で、FXの基礎知識や具体的なトレード手法などではありませんが、はじめの一歩として覚えておいて損はない内容になります。

今後、FXにまつわる色々な内容を実体験を交えつつ、発信していきたいと思っています!
ぜひご一読いただければと思います!
トレード始めたばかりの人にも大切な内容かなと。
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FXデイトレードで意識すべきポイント

FXデイトレードは投資ではなく投機
いわゆる短期的な売買のデイトレードは、基本的に「投資」ではなく「投機」に当たります。
そもそも2つの定義を簡単にまとめると、
■投資
・将来的な利益を得ることを目的に、資金などを証券、事業などに投入すること。
資金を何かに変換して、将来的な利益に繋げること。
■投機
・将来的な価格変動を予測し、相場の変動(ボラティリティ)を利用して、価格の差から生じる利益を目的に行う売買取引。
わかりやすく2つを比較します。
投資では、将来的に利益に繋げるような行為全般を指すこと多く、時間的には長期的なものが多いですよね。
投機では、投資に比べ、積極的に利益を狙うことを目的にしていることと、短期的な売買であることが多いです。
FXは、投機的な売買がメインになりますので、投機的な思考でトレードしていく必要があります。
この2つには、明確に区別できるわけではありませんが、混同してしまうよりは、その認識を持ちながらトレードすることが大切です。
混同されがちな大きな理由は、「投資=資産形成」というイメージと、「お金でお金を稼ぐ」ことが挙げられます。
(私もそうでした、、、)
資産形成と資産運用も混同されがちですが、FXは株などと比べると、短期の時間軸で効率的な資金効率で利益を取っていく資産形成の部類に入ると思います
(多少リスクは高いですが、リターンも大きい市場というわけです)
時間軸の違い
投資と投機のの違いとして、時間軸が挙げられると思います。
投資といえば、株式、債券、不動産等が挙げられると思います。
こちらは基本的にはある程度、中長期的で保有することを前提に購入し、緩やかに価値が上昇する点にあります。
Apple社の株価を例に挙げてご説明していきます。

投資の代表格である株式投資は、今後成長見込みのある上場企業の株式を購入し、会社の成長に比例して株価が上昇することで、資が形成されていきますよね。
もちろん、一時的に株価は下がったりもしますが、基本的には緩やかに右肩上がりに伸びていきます。
株や最近では仮想通貨など、現物取引で購入した後、仮にしばらく忘れていたとしても、上昇していたなんて話はたまに耳にしたことはありませんか?(もちろん、そんなことなく下がる時もあります)
株式投資のはじめ方と仮想通貨ついてもまとめていますので、興味のある方は覗いてみてください。
株式投資全体で言えることですが、大きく利益を作っていく為には、ある程度時間が必要になってきます。
株のデイトレードで大きく稼いでいる人もいますが、それは元々の自己資金が比較にならないので、初心者の人にはなかなか遠い話になります。
これは鉄則ですが、
トレードにおいては、いずれの分野でもトレード力 > 資金力のステップに進まないと資金を最終的に無くしてしまいます。
どんな相場でも、長く利益を積んでいける人は経験値あってこそです。
知識経験なしに楽して稼ぐことはできない世界ですので、資金力があったとしても、トレードの経験値を積むまでは、大きく稼ぐことはせず、経験値を積んでいく上での最小限の資金でのトレードから始めることをお勧めします。
今回は投資をこのように簡単に定義し、投機について詳しくご説明したいと思います。
投資より投機の方が難しい
投機とは、いわゆる相場の変動による価値の差で利益を得る行為を指します。
代表的なものはFXやCFD取引ですね。
※FX(外国為替証拠金取引)
FXは、Foreign eXchangeの略。
外国と通貨と自国通貨の価値は相対的に変動していて、その価格差金を利用した取引形態。
※CFD取引
CFDとは、Contract for Differenceの略。
FXと同様に、価値の変動による差金決済取引を指します。現物での授受はなく、反対売買によって出た金額の差で決済することで利益を作ることができます。
広い意味では、FXもCFD取引の一つです。
例.)
・株価指数CFD → 日経225、米国NAS100
・商品CFD → 金CFD、銀CFD、原油CFDなど
なぜ難しいかと言うと、単に購入するだけでは利益を得ることが投資より難しい点にあります。
FXを例に挙げてご説明します。
FXの魅力の一つに、他の取引と大きく違う点でもありますがは、レバレッジ取引ができるという点です。
※レバレッジ取引
自分の口座資金の最大25倍の資金で、取引ができる取引形態。(自己資金1万円の場合は、最大25万円の取引が可能)
少額の資金でも効率的な取引ができるところがメリット。
前述した株式投資と違い、通貨を購入し、差金決済で利益を得るFXでは、一方の通貨を購入するだけで中長期で、一方向に伸びていくものではない点にあります。
日本人には馴染みのあるドル円のチャートを例に挙げたいと思います。

株価のチャートと比較しますと、一目瞭然です。
株価のチャートでこのような相場を形成している銘柄は、投資的に見ると、誰も投資したいとは思いませんよね。(それこそギャンブルですよね)
株価チャートでは、相場のボラティリティが大きい=リスクが高いと捉えられます。
株価と違い、為替のチャートはドル円に限らず、時間軸はそれぞれ異なりますが、常に一方向ではなく、上下する方向感で常に推移します。
「FX=投機」ですと言いたい訳ではなく、どれだけ中長期的に保有することで利益を得ることが難しいかをこれからはじめる人に伝えたかったからです。
特にレバレッジ取引ができるFXでは、難易度が非常に高くなります。
もちろん、FXにおける中長期保有のスイングトレードなどの取引している人もたくさんいます。
※スイングトレード
中長期の時間軸で、1日〜長い人で数ヶ月程度ポジションを保有していくことで、利益を大幅に取っていくことを目的としたトレード手法。株式投資の中長期保有も、大きくはスイングトレードです。
FXにおける中長期保有するメリットは、利幅を取れることと、スワップポイントと呼ばれる金利差から得られる利益を差金決済とは別で得られる点です。

スイングトレードは、僕も絶賛研究中です!
今後、スイングトレードについても深掘りしてご紹介できたらと思ってます!
上記のドル円を例に挙げますと、2021年は株価のような右肩上がりのチャートを形成しています。(ドル高/円安)
スイングトレードは、一時的に方向感を出すチャート形成を予測する取引スタイルになります。
前年などを見ていると明らかですが、一年通じて一方向にチャート形成することは可能性としてかなり低いです。
従って同じ中長期の投資に比べて、時間軸に対しては圧倒的に優位性が低いと相場と言えます。
なぜ投機が投資より難しいのか?

改めてになりますが、FXは投資としてではなく投機として意識を持ってはじめて欲しいということをお伝えします。
前述した通り、投資に対して投機は時間に対してあまり優位性がないことをお伝えしました。
同じチャートという相場ですが、FXと株では全く背景が違うので、分析や見方も変える必要があります。
株式の相場と比較して、ご説明していきたいと思います。
ポジション保有後の相場状況の分析と売買タイミング
なぜ投機が投資より難しいと定義している点については、買いor売りポジションを持った後の分析の情報量が違う点にあります。
投資にしろ投機にしろ、購入したりポジションを持つ前に行う分析については分野は違えど必須です。
どちらが難しいと言うのは一概には言えませんが、中長期保有想定の投資の方が重要性が高いように感じます。
言い換えると、株式投資では、いかに事前に相場分析と情報収集をすることが重要な世界です。
なぜなら、将来的、中長期的に価値が伸びていくかを判断できれば、その後ある程度寝かせていても問題ないことは、Apple社の株価チャートを見ていても明らかだと思います。
つまり、将来性があるかどうか。
この1点につきるかと思いますが、それを確度ある情報にするために、様々な情報をリサーチする必要があります。
日本経済という点では、より深掘りしていくと将来的に投資の必要性も見えてきますので、よろしければこちらも是非。
為替の相場は、いかに事前の分析を行なっていたとしても、全く予測のつかない動きをすることも度々あります。
為替チャートは、1日だけでも様々な要因で常に上下に推移します。
株価チャートと違い、特にデイトレードベースでは、動き続けている相場の動向を常に追いながら、1分、1秒先のロウソク足の形成からどのようなチャートが形成されるのか、数パターンを常にシミュレーションしつつ、予測が違えば、分析の転換やアップデートしていく必要があるからです。
これができないと、いわゆるギャンブル的なトレード変わりません。
一時的に大幅に稼げていたとしても、いずれその利益も溶かすまでやり続けてしまうからです。
利益を増やし続けるトレード=いかにギャンブル要素を排除したトレードだと考えています。

投資の分野で有名なテスタさんも、近いニュアンスのことを言っていましたね!
通貨ペアにおける各国の情勢なども大きく影響していくので、相関関係のある通貨も分析する必要があります。
相場の変動(ボラティリティ)が頻繁にあり、なかなか目が離せない要因が多いことが、投資よりも難しいことの最大の要因に挙げられます。
言い換えると、日々たくさんの情報で変動していく相場の分析が求められる投機トレードは、短期的に利益を生み出す機会も多いと捉える人は少なくないと思います。
つまり、デイトレーダーとして稼げるスキルを身につけることができれば、1日で数十万円〜数百万円稼ぐことができると他の分野では得られないようなスピードで資産を築くことができる世界です。
これを魅力に感じている人はきっと多いはず!(僕もそうです)
FXは24時間相場が動いている
為替相場の特徴の一つですが、土日を除く平日は常に相場が動いています。
24時間を大きく分けて4つの市場があります。
株式市場と違い、為替相場には取引所が実際にあリません。
インターバンクと呼ばれる市場で取引されている情報をベースに、証券会社がそれぞれ提供している対顧客市場で個人のトレーダーは取引しています。
※インターバンク
金融機関など限定された市場参加者だけが、取引が行える資金運用や調達ができる市場。
「銀行間取引市場」とも呼ばれている。
日本時間の朝から、オセアニア市場 > アジア市場 > ロンドン市場 > ニューヨーク市場のサイクルで回っています。(明確に時間が決まっているわけではないです)
一般的にロンドン市場とニューヨーク市場が参入者が最も多く、取引量も多くなる傾向にあります。
24時間を4つの市場のサイクルで常に動く相場で、それぞれの特徴で動きます。
一概にどの市場がおすすめいうことはありませんが、それぞれの市場で特徴や癖みたいなものはそれぞれあるので、実際に検証してみることをお勧めします。
為替市場は規模が圧倒的に大きい→それだけ参入者が多い
国の通貨を扱う外国為替なので、市場規模は自然と大きくなります。
株式市場や他の金融商品の比ではなく、圧倒的です。
言い換えると、相場に参加している人も流通量も比例して多くなります。
法定通貨なので、上がり続けることはなく、下がり続けることもありません。
一方向に推移し続けていると、国ベースで金利の政策などをはじめとした価格を戻すような動きで大きな流れを動かします。
市場が大きいということは、それに応じた様々な外的要因が相場に影響します。
通貨ペアにより特徴は違いますが、大きくはその国の経済状況に密接に関係しています。
木を見て森を見ずではないですが、広い視野と狭い視野を常に意識して、大局がどのように動いているか様々な情報がキャッチアップしていかなければなりません。
相場の向こうには、百戦錬磨の投資機関や大口投資家がいる
FXの相場では、よく1回のトレードに勝った、負けたという表現をすることがあります。
常に相場の奥には自分を含めたトレード目的で、相場に参加している人がたくさんいますね。
様々な要因で動いていますが、いわゆる勝負事のようにいかに大衆のポジションを刈り取るような動きをすることは多々あるのは、個人では比較できない資金量で相場を動かしているシーンがあるからです。
為替には、株のようなインサイダー取引のようなものはありませんが、要人や情勢などで大きな変動するタイミングもあります。
特に、投機的なトレードは、どのタイミングで売買を行い、どのタイミングで決済をするのか。投資よりもタイミングと判断が瞬間的に求められるような相場です。
その難しさをの要因の一つに、相場の奥には、初心者では到底太刀打ちできない資金で取引している経験豊富なディーラー、トレーダーたちがいます。
相場のどのポイントに注文や損切りポイントが集まっているのか、いわゆるテクニカル分析を勉強しているとすぐにわかることですが、ここが意識されている価格帯などがチャートには現れます。
経験をしていくことで、そのポイントを段々と見つけられるようになりますが、いわゆる聖杯みたいな考えで常に同じようなポイントで見つけても、いつも稼げるわけではありません。
大衆心理で動き時もあれば、そういう相場の特徴を逆手に取った動きをすることで、多くのポジションを刈り取っていくような動きをすることも多いです。
だからこそ、相場に張り付く必要も出てきますし、常に相場の裏には、大口の投資家の様々な思惑も働くこともあることを分析の一つにして、トレードをしていく必要があります。
トレードで意識すべきポイント

SNSなどでは、多くの稼げる人を見かけませんか
その内容の真偽はともかく、トレードは結局自分との戦いなので、いかに自分のトレード
実績を積み上げていくかでしか、成長できないと考えています。
焦る必要はないので、自分のペースで経験を積み重ねていくことでしか将来的に資産を形成することができません。
投機の本質を理解できていれば、実際に稼ぐことができる手法があったとしても、人が介在する裁量トレードでは、稼げる人と稼げない人と分かれます。
(だからと言って、システムトレード=自動売買がお勧めという話でもありません)
手法とメンタルがセットでないと、稼ぎ続けることができないという話がありますが、本当にその通りだと思います。
なかなかすぐには身につけること、結果に結びつかない分野ですが、コツコツ地道に自分と向き合って日々トレードを行なっていくしか経験は積み重ねられません。
将来の稼げた自分を想像しながら、モチベーションを保ちつつ、日々トレードをし続けていくことが何より重要なことを忘れないようにしましょうという話でした。
これから本気でFXを学んでいく上で、必ず壁にぶつかると思います。
トレードはどこまでいっても、自分との戦いです。
最初から稼ぐことは、簡単な道のりではないことを理解して始めるべきです。
個人的にはトレードも大事ですが、長期投資や株式投資などと併用して投資をしていくことも重要だと考えています。
最短で稼ぐためのマインドについての記事もぜひ読んでみて、これからのトレードにお役に立てれば幸いです!
最後に、これからFXを始めたい方は、FXの仕組みから稼げる方法までをまとめたこちらの記事も参考にしてみてください。
これから具体的なトレードについても、発信していきます。
それでは!
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