FXは良くも悪くも投資の中でも手軽に始めやすいと捉えられることが多く、安易にすぐに稼ぐことができるという認識で参入する人が多い印象があります。
- この記事でわかること
- トレードをする上でのマインドを身につける
- トレードは一朝一夕で身につかないことを理解する
- トレードは常に自分との戦い→自己解決が基本
本記事は、一言で言うと投資詐欺には引っかからないようにする+トレードは常に自分との戦いであることを再認識してほしいという内容です。
昨今、特にSNSが発達したことで、特に悪いイメージが先行してしまっているように感じます。
ある種、投機的なモノ全般が金儲けイメージと直結するからなのか、世間的にあまりいいイメージを持たれていてませんよね。
こういったことが投資詐欺全般でも言えることですが、なかなか投資もFXも怪しいみたいな風潮で捉えられる一躍を担ってしまっていますよね、、

「月利○%稼げるEA(自動売買システム)などFXの知識がなくても稼げます!無料で配布します」などよく目にします。
すぐに稼ぐことができない時期が長くなると、なぜ稼ぐことができないのかすごく悩みますよね?
これは僕自身もそうです。まだまだトレードを始めて始めて間もないですからね。
こういった時に甘い言葉や、言葉巧みに初心者を誘う有料サロンのようなものに多額のお金を使ってしまったり、初心者に陥りやすい心理状態とセットで、お話しできればと思います。
猜疑心が高く、確固たる自分のスタンスをお持ちの方には、不要な内容かもしれません(笑)
人に騙されるな&理解できないものに手を出さない

他人に騙されない→トレードは自分との戦い
みなさん、自動売買って知ってますか?
証券会社が勧めているものもあれば、個人でそう言ったシステムを作って販売していたりするモノです。
それ自体は別に法律に違反しているわけでないものが多いと思います。
私自身、FXをはじめる前に自動売買システムなるものがあることは知っていました。
それはリアルな知り合いから勧められた経験があったからです。
その時は全くFXに関心がなく、はじめる気もなかったこともありますが、
単純に「なんでこの人はわざわざそんな簡単に儲かることを時間をとってまで教えてくれるんだろう?」と思いながら、熱心に説明をしている人の顔を眺めていた記憶があります。
そして熱心にそのソフトの優位性を説明した後に、「このソフトは20万円かかるんだけど、すぐにペイできるよ」でした。(最近もちょっと興味本位でSNSの怪しい勧誘を聞いてみたりもしました)
はじめに、安易に始めて稼げるものを見ず知らずの人に売るということに対して、疑いを持てない人はFXに限らず投資全般に向いていないので、別で稼ぐ手段を身に付けることをお勧めします。
そういったものが全て悪だと言いたい訳ではなく、自分が理解していないものをそのままにしてしまう行為が、FXで稼ぐ事と本質的には真逆の行為だと考えているからです。
手法に関しても同じことが言えます。
その手法が自分に合っているか判断するにも検証が必要ですし、実際その手法で稼げている人がいたとしても、自分が使いこなせなければ、資金を無駄にしてしまうだけだからです。
そういったものが全般すべて悪いという話ではなく、自分なりにそのロジックが理解できれば、利益ができるか別として試してみることとは違うという話です。(失敗も経験という言葉もありますし)
FXに限らず、投資詐欺というものは後を断ちませんが、それに引っかかってしまう人と疑ってかかる人では思考パターンが全く違うので、間違いなく後者の思考を持っている方がFXでも稼ぎやすい性格とも言えます。
人の意見に流されてしまう人は、どの分野でも成功することはできないですから、トレードの世界も同じという話です。
最短で稼ぐ為のマインドセット

結論からお伝えしますと、FXですぐに稼ぐことができないことを理解する必要があります。
FXは広義的な意味では投資ですが、短期的な売買が行われている投機が主流な為、お金を預けておくだけでお金が増えることは可能性として非常に低いです。(新興国通貨など除外して)
投資と投機の違いについてはこちらの記事でご紹介していますので、宜しければ。
株式投資などと違って、何となくの知識だけでは通用しない世界だからです
(※株式投資を甘くみているわけではありません)
お金を長期的に稼ぎたいと思う人は、「資金を貯めて株式投資」など、別の投資分野を本気で勉強するか、「FXをやらない」という選択をとるか、「FXを一生勉強していく覚悟が決めて臨む」ということを決意してはじめることをお勧めします。投資にも様々なものがありますからね。
中途半端に初めて、成功するほど甘い世界ではないです。
一番良くないのがスキルを持たず、資金だけがある状態でスタートしてしまうと、そこまで時間もかからずに、その資金を失い、相場から早々に退場してしまうことです。
投資全般で共通することは、資金力が命だという点です。
投資初心者が始めるべき投資方法についてもまとめていますので、よろしければご一読を。
偉そうに書いていますが、この記事を書いている私自身、FXのリアルトレードを始めて、まだ3ヶ月目の新参者です。
世間では3年くらいは、稼ぐことは度外視して取り組んだ方がいいなどと言われることが多いですが、それは半分正解で、半分は自分自身の問題なのかなと考えています。
私自身、3ヵ月目はプラスの収支で終えられました。
「偶然でしょ?」と思われることは覚悟しています。
初めの1ヵ月は当たり前ですが、勝ちもしましたが、収支としてはマイナスでした。
2ヵ月目はいわゆるビギナーズラックもありましたが、月間トータルではマイナス収支でした。
そして3ヵ月目の終わりに差し掛かっている現在は、現状プラスの収支で終えられています。
言葉だけだと、たまたまだと感じるだけなので、なぜプラスに転じるようになったのかは、今後ご紹介していければと思っています。
少し先出しをしますと、、、これはある程度自分で論理立て、勝てるようになる為のロードマップを作り、時間さえあればFXに向き合ってきた結果の片鱗だと思っています。
もちろん今月プラスになったから、今後も安定的に毎月稼ぎ続けることができるとは考えていませんが、日頃トレードをするにあたって、意識すること、実践していくことは変わらないと考えていますので、こちらを共有できればと思っています。
このタイミングで、初心者である自分自身のアウトプットとして、こちらを書いてる側面もありますが、これからはじめる方やなかなかFXで稼ぐことができない人への何かしらの気づきになれればと思います。
FXの仕組みを理解して、一生勉強していくスタンスではじめる

FXで稼ぐには時間がかかる
一言でお伝えすると「急がば回れ」という話です。
どんな分野でもそうですが、すぐに習得できるスキルに価値や希少性はなく、そういったものでお金を稼ぐことはとても難しいですよね。
その人しかできないようなスキルや、習得難度SSみたいなスキルを持っている人が、どんな分野でも求められ、結果的にお金を稼ぐことができる社会です。
FXもまた然りで、他の分野と圧倒的に違うのはそのスキルがダイレクトに資金の増減につながってくる点にあります。
FXでで稼ぐ為には当たり前ですが、FXの仕組み、どうして稼ぐことができるのかを理解する必要があります。
これを理解するためには、実際にトレードをして見ることが一番早いです。
余程の強運の人でなければ、すぐに稼ぐことの難しさが理解できるはずです。
どちらかと言いいますと、やればやるだけ、勉強すればするだけ、難しさをひしひしと感じます。
一つ目の前の壁を超えたと感じた次の瞬間に、また新しい壁が立ちはだかるみたいな感覚の連続です。
よくFXは今の値段より上か下にいくのかを当てるゲームみたいな例えをされたりします。
瞬間的にはそうかもしれませんが、それを当てるだけでもどれだけ過去分析や価格帯など、さまざまな視点での分析が必要になります。
FXの相場は常に上下していく相場です。
つまりFXをゲーム的に捉えるならば、相場の波を把握し、どこまで上昇(下降)していくのか、はたまた転換するのかを常に予測を立てながら行うトレードと言えるかもしれません。
その為に、基礎となるチャートを形成しているロウソク足やテクニカル分析などを学び、実際にトレードすることで、その世界を体験することがはじめの1歩となります。
勉強方法は人それぞれなので、これが正解だというものはないと思います。
大事なことは情報過多な今の時代、必要で正確な情報をどれだけ自分でキャッチアップして自分のスキルとして昇華させることができるかという点です。
FXは一生勉強する姿勢が何より大事だと考えています。
私の場合は、1冊の書籍で基礎を学び、あとはインターネットやYouTubeで発信されている方を参考にトレードをスタートしました。それから、実際のトレードを行いながら、他の書籍や知識を深めていっています。
初めに読んだ本はこちら。(最初にFXトレードの基礎が学べます)
他にもこちらはおすすめできます。
リアルトレードをひたすら経験し、自分のトレードスタイルを見つける
トレードでの勝ちを意識する
「負ける」というネガティブワードから入りますが、トレードにはどこまで行っても付いて回ってくるワードです。
なぜ負けるということをテーマにするかと言いますと、FXトレードは勝率というものが非常に大事だからです。
トレードされている方はもちろんご存知かと思う内容にはなりますが、自分の勝率と資金管理(リスクリワード)を意識ぜずに稼ぎ続けているトレーダーはいません。
この「勝率」にフォーカスを当て説明していきます。
資金管理(リスクリワード)についてはまだ別の機会に。(でもかなり大事です)
FXはおける勝ち=利益、負け=損失というダイレクトにお金に反映されます。
なので、勝てば嬉しいし、負ければ落ち込みます。

そして口座残高をゼロになんかしてしまうと、泣きたくなります。。
初めたての頃は、勝率とか資金管理と言われてもあまりピンとこないし、「でも本には書いてあったし、言ってる事はわかるけどな〜」くらいの認識でした。
僕の場合、資金管理と勝率の関係の重要性は、プラスの収支で終えられた今月にひしひしと実感しています。
稼ぎ続け資金をいかに減らさず、増やし続けていく上で、資金管理と勝率は切っても切り離せないものです。
そもそも稼げていないうちは、この勝率を意識するべきだと考えています。
まずは勝てないとそもそも資金は増えないからです。
ある程度、基礎を学んだ上で、トレードを行うことを前提としますが、トレードをしていくと、勝ちやすい負けやすいみたいな、自分の中で少なからずわかってくるような瞬間があります。
それを掴むには、別の本を読んだりするより、どれだけ実際の相場でトレードをした経験による気がします。
トレードに思考を通す→テキトウなトレードはしない
ただトレードを経験すればいいというものではなく、一つ一つのトレードにちゃんと「思考を通す」ことが大切です。
トレンドフォロー、トレンド転換など、エントリーをする前の分析、ポジション保有中の相場の動き、決済後の反省&検証。。。
このサイクルをどれだけ経験したかがトレード上達のスピードを加速させてくれるはずです。
これをどれだけシンプルに行っているかが、資金を増やし続けられるトレーダーになれる人となれない人の分かれ道なんだと思います。
初心者は間違いなく資金を増やせないので、トレードの数だけ負けるくらいのスタンスで挑まないといけないということも言えますが、トレードスタイルを掴むまでであれば、リアルな資金を使わずとも、トレードは可能です。
いわゆるデモトレードと呼ばれるものです。
仮想の通貨を使って、実際の相場でトレードが体験できるサービスです。
まずはこれでやってみるのもいいかもしれません。
ただ、人によってメリットとデメリットがあります。
最大のメリットは負けてもお金が実際に減るわけではないので、トレードの感覚を覚えるのには最適です。
まさにトレードゲームと言えますね。
最大のデメリットは実際にお金が動かない点にあります。
やはり初心者といえど、お金を増やせるかもしれないみたいな感情は間違いなくあって、はじめた理由もそもそもすぐに稼ぎたいから始めたわけですからね。ちなみに私は2日で飽きてしましました。。
それは本気になれない点と本質的な「勝ち負け」を経験できない点にありました。
デモトレードは勝てるようになったけど、リアルトレードでは勝てないなんてことを聞いたことがあります。これはまさに練習と本番の差なんだと思います。
デモトレードでは、自己資金を投入していないので、勝とうが負けようが、感情面を気にせずに冷静にトレードができます。
リアルトレードではこの感情をいかにコントロールできるかが常に求められ、利益確定する時も損切り確定する時、どちら場面でも自分の感情が大きく影響を与えるからです。
デモトレードで勝てるようになったから、全く同じことをリアルなトレードですぐに実践し、お金を稼ぎ続けられる人は天職レベルでトレーダーに向いてるかもしれません。
、
デモトレードはトレード体験するのにはおすすめですが、本質的なトレードをできるかといえば、そうではないと思うので、初心者と言えど、自己資金を少額でいいので、使ってみるのもいいかもしれません。
チャートに張り付く熱量が絶対変わってくると思います。
勝ち手法を一つでも身に付ける
FXの手法は人それぞれの経験から確立していくものだと思います。
稼ぐことができる人ほど経験値で、その引き出しが多いという話です。
勝つという点においては、引き出しの数が多いと有利ですが、その手法をたった一つでも身につければ資金を増やすことは可能です。
ただもちろん、それにもやり方はあります。
身に付けた勝ち手法での勝率、リスクリワードをある程度確立できれば、自ずとトレードスタイルが決まってきます。(※リスクリワードについてはまた改めて)
この相場、チャート形成であれば、勝ちやすい相場だと認識できた場合にだけトレードを行えばいいからです。
逆説的には、その相場がくるまで「待つ」「トレードしない」ということが必要になります。
欲を出さず、そのタイミングがくるまで待ち続けられる忍耐力が必要です。
とは言え、はじめたての初心者の人にとって、この待つということがとても難しいです。
「ポジションを持ちたい」、「持ってないと落ち着かない」とか、「早く稼ぎたい」という感情が強く働くことは理解できますが、そう言った感情でトレードしても資金を減らすだけです。(体験談)
プラス収支で終えられた今月はこの「待つ」ことの重要性が理解できた月にもなりました。
自分の手法でトレードできない時は、勝負しないということも資金を減らさないという面でとても大事なわけです。
私自身もまだ今の手法が確立できているわけではないので、その時その時の相場で戦っていけるように常に勉強の日々です。
あとはひたすらトライ&エラー

その世界を知るにはその世界に触れるのが一番です。
どんな仕事でも同じことが言えると思います。
本質的な部分は、どんなビジネスでも共通することが多いと言えますし、FXも例外ではないということです。ただ失敗=損失がダイレクトに返ってくる所がFXの厳しいところです。
私は、2ヶ月目以降はデモトレードも併用するトレードを行っています。
(先ほど、デモ否定みたいなこと書いておいてなんですが)
初月は資金をなくすということを経験し、どうしたら負けないようにできるのかを考え続けました。
その一つの手段として、自分の勝ち筋以外のトレードをしたい時は、実際の口座同様の考えでロット数なども同じでトレードをしています。
自分の勝ち筋の相場でも負けることもあります。
それはどこまで似た相場に見えたとしても、同じ相場はないので何が原因だったのか、見落としてしまっていた要素が必ずあったことだと思いますので、徹底的に負けの分析をするべきです。
そうしていくことで、自分の負けた要因を徹底的に排除することが将来の自分の利益に間違いなく繋がっていくのではないでしょうか。
方法は人それぞれですが、個人トレーダーは自分との戦いによるところが大きいので、いかに自分で仮説検証を行い、常に最適解を見つけていく姿勢が何より大事なんですね。
それでは!