今回は、いきなりタイトル回収から入ってしまいますが、投資をライフスタイルに取り入れられると劇的に日常生活がいい方向に変わるので、いち早く取り入れましょうという話です。
これを面倒だとか煩わしいとか感じてしまう人は、投資では資産形成できません。
最初はこの気持ちはわかりますが、はじめるにあたってに重要なことは、資金力ではなく、習慣化できることにあります。
要するに、三日坊主ではなんでも成功できないということですね。
そうなると、お金に困らず生きていくには、圧倒的に自分で稼ぐ能力と稼いだお金を節約することでしか実現できません。(ただ税金を踏まえると、投資での金融所得の方が圧倒的に有利なので、より難易度は高くなります)
これができる人の方が、投資で資産を形成することよりもはるかに難易度が高いんじゃないかなと思います。
- 投資を始めることで得られるメリット
- 投資を始めないことでのデメリットに気づく
ちなみに株式投資をはじめとした長期投資は、始めたばかりでは大きく利益を作ることはできません。
それに気づくことも重要ですが、だからと言って、リスクの大きいトレードを始めることはおすすめしません。
僕自身トレード目線で、FXやゴールドを日々行っている兼業トレーダーではありますが、これも自分の中の稼ぐ能力を上げるための側面が強いので、自分の中では投資の中でも切り離してやっています。
どんな分野でも短期的なトレードは、投資難易度が高い分、得られるリターンは長期投資よりも効率がよく見えるかもしれませんが、リスクもその分高い点は理解しておきましょう。
それでは、本テーマの内容に戻って、早速お話ししていきたいと思います。
投資を始めると節約を意識する→習慣化できることに繋がる

以前、投資初心者は迷わず、インデックス投資一択な理由[おすすめ銘柄と購入方法を解説]といった内容で、記事をまとめました。
これは、今回の記事の本質につながるのですが、まずは投資を習慣化することが何より大事だからです。
投資は継続こそ命です。
インデックス投資は長期投資の代表格な金融商品ですが、劇的にインデックス投資では資産を大きく増やすことは難しいでしょう。(ドルコスト平均法での積立投資は完全に長期的視点の投資方法のため)
その分、安定して右肩上がりのチャートを形成してくれるので、投資の中でもリスクが低いことが特徴です。
ただその安定性を裏付けにFIREを目指す人も、インデックス投資の年利をベースに資産形成をしている人も多いと思います。
※FIRE(=Financial Independence Retire Early)
直訳すると「資産による経済的自立と早期リタイヤ」。
いわゆる年金受給までずっと勤続し、その後年金で生活することがスタンダードだった時代から、投資による資産形成の運用益のみで生活費を全てまかなうことを目的としたムーブメント。アメリカから火がついたことで、日本でも数年前から流行した言葉。
■ FIRE関連でおすすめ書籍3選
投資を知っている人と知らない人の1番の線引きは、投資で実際に得られるリターンがどの程度なのか理解できているかという点ではないかと思います。
何となく言葉としての「投資」の理解しかない人は、「結局お金のある人がやるものでしょ?」くらいの認識を持っている人が多いのではないでしょうか。(正直、最初は僕もこのタイプでした・・・)
こういう人はそれ以上深くは理解しようとしないので、いつまでも投資を始めるメリットになかなか辿り着けません。
なんでもそうだと思いますが、アンテナを張っていない人には、その情報が目の前に来ていたとしても、キャッチアップできません。
投資は間違いなく資金力がないと話にならないです。
人それぞれですが、投資以外の分野において、自分で稼ぐ力を常に向上させる姿勢も大切です。
結局は投資の世界は、最終的に資金力になってきますので、初めのうちは投資はあくまでサブ的にとらえて、いわゆる投資の「沼」にハマりすぎないことは意識しておきましょう。
投資を始めると、自分のお金を使っているので、その後間違いなく気になります。
良くも悪くも増えたり減ったりします。
この経験も投資を始めないと分からない感覚ですが、投資を始める人のほとんどの人は、将来お金に困らないことを目的にしています。
特にFIREを目指している人は、いかに早く資金を投入していくことの重要性を理解しています。
(これは複利を理解しているからです)
つまり、日頃何気なく自分の娯楽やストレス解消のための散財がなくなるはずです。
投資をやると不思議なもので、無駄を切り詰めること、節約をすることに自然と目が向きます。
簡単な話で、投資的な「未来」への目的がないと、人間は「今」を充実させることを大事にするので、結果的に今あるものを消費→散財してしまう人が多いからです。
投資に限らず、例えばダイエットを目的にすれば、毎日の食生活、日頃の暴飲暴食を意識せざる負えないですよね。
考え方は同じです。
これを投資に置き換えると、「お金」になるので、無駄遣いや日頃のお金の使い方を見つめ直す事につながります。
投資家はいい意味でケチな人が多いんじゃないかなと思います。使う時は使うとは思いますが。
無駄遣いしていた分、投資に回せたら〇〇円の含み益が出ていた・・・なんて考えられるようになれば、いい傾向かなと思います。
最初は少額からでも投資は数字の世界なので、相場の波はあるものの、日々含み益が増えていく画面を見るだけで、やりがいを感じながら継続できるはずです。
つまり、日々自分が使っている支出を見直すことが投資額を増やせる1番の近道というわけです。
その為に具体的には、下記2つの方法で固定費から見直すことをお勧めします。これが一番自分の支出を可視化するのが早いので。
家賃 > 食費 > 保険 > 携帯代 > サブスク代の順でコストを見直すと、大幅にコストを見直せるはずです。
- 現金の使用をやめる
→キャッシュレスでクレジットカードあるいは電子マネーでお金の流れを全て追えるようにしておく - 家計簿アプリで支出を全て把握する
→カードや口座を連携しておけば、支出を全てデータ化してくれるので、無駄の「見える化」ができる。おすすめはMoney Forward ME(マネーフォワードミー)。
節約を意識できるようになるとお金に対する意識が変わる

意識が変わるという点で、一つは先ほどお話しした自分の日々の支出を見直す意味での節約です。
これはシンプルですよね。
もう一つ大きな意味で、お金を守ると言う意味で切っても切り離せない課題があります。
それは、あらゆる面で支出の一部となっている税金の話です。
日本で生活するだけであらゆる面で取られていますよね。
これは国民なら義務なので、当たり前な話ではありますが、仕方ないと諦めていませんか?
近年、消費税は増税の一途。
直近では金融所得課税の増税の議論なんかが話題になっていますよね。
支出を減らす方法として、減税を意識することもお金を守ると言う意味では欠かせません。
正直、会社員の人では、減税の方法は限られていますが。
最初にお話しした投資以外での資産形成の難しさを例に挙げると、わかりやすいです。
ここでは会社員として年収1000万円の給与所得と投資で得られる金融所得1000万円を比較してみます。(細かい経費、控除等の考え方は考慮せずで記載します。
- 会社員の給与所得1000万円の所得税
→日本では累進課税なので、5%~45%の税金が所得に応じて課税されます。
1000万円の所得に対して日本では、33%課税されますので、自分の財布に残るのは、1000万円のうち約330万円税金が課税されるので、約670万円です。 - 投資での金融所得1000万円の所得税
→日本の金融所得課税は一律20.315%で、申告分離課税です。
どれだけ稼いだとしても一律課税です。(現時点ではですね。岸田政権でどうなるやら)
課税は約200万円。手元には約800万円です。
■ 日本の累進課税率
〜195万円→5%
〜330万円→10%
〜695万円→20%
〜900万円→23%
〜1800万円→33%
〜4000万円→40%
4000万円〜→45%
同じ所得で130万円の差は大きいですよね。
つまり税率だけで言うと、695万円以下であれば総合課税の税率も20%になりますので、金融所得課税とほぼ同じですが、老後2000万円問題などもありますし、長期的には1000万円以上の金融資産を持つことを考慮しすると、金額が大きくなればなるほど、金融資産での方がコスト削減につながることがわかると思います。
同じ所得で金額が大きくなればなるほど、金融所得課税の方が有利になります。
1801万円以上になると、総合課税では税率40%になりますからね。もう半分くらい税金で持っていかれるわけです。
節税は自分から調べないと、誰も教えてくれません。
行政側は払いすぎている税金は気づいていても、還付申告等をしなければ戻ってきません。
逆はもちろん何もしなくても追徴されます。(額が大きければ、よりチェックされています)
話は逸れますが、最近仮想通貨が投資分野で熱のある市場ですが、現時点では仮想通貨での収益は全て雑所得になるので、給与所得等に合算で課税されてしまうので、不利なんですよね。
(給与所得の額が大きくなるほどより不利なんですよね。一部例外はあるみたいですが)
このようにお金に対する守りの意識は支出の見直しでの節約から始まり、大きくは節税にも意識を向けられることに繋がっていきます。
投資を始めるとお金に働いてもらうお金の稼ぎ方が身に付けられる

投資を始めることの大きなポイントにお金を使ってお金を稼ぐことが実感できる点があります。
これは投資なんだから当たり前じゃんと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は結構すごいことです。
キャッシュフロークワドラントというお金を稼ぐ上での稼ぎ方を4つに分類した考え方があります。
僕はこの話を20代前半でロバート・キヨサキ氏の書籍を読んだ際に知りました。
■ キャッシュフロー・クワドラントのESBI
- E (Employee/労働者)
→世間で一番多い。会社員やアルバイト。いわゆる肉体労働系。時間を切り売りしている働き方。 - S (Semi employee/自営業者)
→フリーランス・個人事業主。肉体労働系も含まれるが、自分の働き方や仕事は個人の裁量で選択できる働き方。 - B (Business owner/ビジネスオーナー)
→自分の事業や会社を所有している。仕組みを作り、自分で働かなくても、継続的に仕事が成立する働き方。権利収入等の不労所得の一部もこの分類に入る - I (Investment/投資家)
→一番効率がいいとされるお金の稼ぎ方。お金を使ってお金を稼ぐことができる収益の作り方。
元ネタはこちら↓
投資家にはならないだろうな、、多分なれないだろうなと思って聞いていた頃から、だいぶ時は経ちましたが、投資でお金を稼ぐことは実際にできているという意味では、僕もビジネスオーナー以外の収入は経験しています。(ビジネスオーナーにも挑戦したいところです)
投資では分散投資がどんな分野でも鉄則でありますが、複数の収入源が必要なことは、副業の流行などから世間的にも認知され始めています。
その上で働き方には限界があるので、働き方での効率を突き詰めていくと、この4つの分類で効率的な方法は自然と自分で働かなくても稼ぐことが可能なビジネスオーナーあるいは投資のようなお金でお金を稼ぐ所にいずれ行き着くはずです。
こういった視点は、気づかない人は気づかないです。自分には縁遠いと認識していますからね。
ことあるごとに書いている気もしますが、やはり気づいたら即行動ですね。
投資の世界は先行者有利な世界でもあります。
最初は小さな利益でも積み重ねが投資の世界です。
最初の1歩。その積み重ねができる人が将来の不安を払拭することに繋がるはずです。
まとめ
最後にまとめます。
投資を継続しようとすると、大きくは2つのことを長期的に意識することが重要です。
- 自分の仕事(事業)で稼いだお金を使う
→自分の稼ぐ力を最大化を目指し、投資余力を増やす - 支出を節約をして、その分投資に回す
→日々の生活コストを見直す&節税を意識
この2つを意識できるだけでも、投資を始める理由には十分だったなと昔の自分に言いたいくらいです(笑)
そのくらい意識していない人は意識してないんですよね。。
最近なんかはドル円の円安化が世間では騒がれていますよね。
これはつまり、対ドルで見た時、日本円を持っているだけで、価値が下がっているということです。
なぜこんな騒がれているのか、投資に目を向けていない人には、他の経済ニュースの一環で聞き流す程度で終わってしまうかなと思います。
為替を触っているとより理解が深まりますが、円安はドル円に始まったことではなく、円建ての通貨のほとんどが円安方向に進んでいるから尚更危機感を持った人が多いという背景があります。
これは投資をしている人にとって、どういった意味があるか言うまでもありません。
昔から円は安全資産の位置付けで世界的に認識されていた通貨でしたが、間違いなくその認識は薄れてきている、あるいはその認識がないと捉えている人が圧倒的に多いんじゃないかと推測できます。
こういった流れがより円安を加速させているとも言えますよね。
こういった状況をに対して、リスク回避できる方法は投資の世界にしかありません。
投資に消極的な日本人は、投資への欧米人と考え方が違うので、根本的にお金の使い方が違います。

上記のグラフは、日本とアメリカの金融資産のポートフォリオの割合です。
(※日本銀行調査統計局データより作成)
比較してみると、一目瞭然で、注目すべきは現金と株式の比率です。
直近の話で言うと、金融資産を現金=円で持っているとすると、それだけで目減りしている事になります。つまり、資産の半分以上を円で持っている場合、保有している金額が大きいとそれだけで損失していることと同義になってしまう場合が可能性として高くなっていると言う事になります。
こういったことも、投資をしていないと意識できないので、投資をしていることで今まで知らなかったこと、言い換えると気づけなかったことでの機会損失を減らすことができるはずです。
始めるにあたって、継続するにあたって、投資は何の為にやっていくのか、続けていくのか。
これを常に意識しておくことでモチベーション高く長い道のりである投資ライフを継続できるんじゃないかなと思います。
僕自身もリアルな課題として下記の記事をまとめ、日本が抱えている問題を把握しつつ、自分のライフスタイルを見つめ直し、投資の必要性について自分の中で納得してスタートしました。
参考までにリアルな問題を記事ではまとめていますので、お時間あれば一読を。
それでは!